認知症保険

最近気になるCMがある。
日本生命のＣＭだ。
認知症の保険のＣＭで、江口洋介さんが出演している。

「人生１００年時代」
「その事を恐れるのではなく、備えるという事」
というような言葉が出てくる。

ま、こういう保険も出てきますよね。。。
認知症診断されたら所定の保険金が支払われる保険です。

私の父も認知症を発症していた。
亡くなった原因も認知症に起因する物だった。

ずっと前に書いたかもしれないが、名古屋で認知症のお年寄りが電車に轢かれる痛ましい事故があった。
鉄道会社は、遺族に対して所定の賠償金（約７００万円）を請求し、
遺族は「家族には支払い義務がない」と主張し、裁判になったのだ。

裁判は最高裁で結審した。
「家族に監督義務はなく、賠償金の支払いの義務はない。」
という内容だ。

これには色々な背景、事情があるため、ここではその結果だけを記す。

でも場合によっては、遺族側の支払い義務を認める事もあるだろう。

家族が認知症になったらどうするか？
「家で介護する」というのが最初の選択肢だろうか。
認知症の程度によるが現実にはかなり大変だと思う。そして認知症は進行する。
介護する側の生活は介護中心になり、自分の生活はおろか仕事もままならないかもしれない。

「施設に預ける」というのが次の選択肢か。
今は、街中でも介護施設を多く見かけるようになった。
デイケアセンターは、団地の中にも不意にあったりする。
でも「認知症の方はお断りさせて頂きます。」という所もあるだろう。
実際、認知症の方を受け入れるのは難しい事だろう。
受け入れてくれる所であっても、空きがなく、すぐには入れないかもしれない。
また施設に預ける場合にはどうしても「お金」の問題が発生する。

そういう場合に保険が下りれば、十分ではないにしても、家族の負担は減る事だろう。

日本生命の保険は40歳から入れるみたい。

直ぐにではないが、認知症の保険、死亡保険、斎場の互助会に入ることは考えておかねば。
自分は死んで終わりだけど、遺族はそうじゃないからね。