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Hayes Dominion A4が控えめに言っても最高のブレーキだった話1 [自転車]

最近HayesというメーカーのDominion A4というディスクブレーキを購入した。
それのインストールから使用までのレビューです。
DSC_2055.JPG

結論から書くと。
インストール手順の洗練さ・・・★★★☆☆
パーツの入手性・・・★☆☆☆☆
ブレーキング性能・・・★★★★★★★★★★

素晴らしすぎるブレーキング性能でした。

事前に海外のレビューサイトを見た所、どこでもブレーキング性能について最高の評価だった。
SRAMのCODE RSCやシマノのSaintsに絶対的な制動力は劣るがコントロールが最高だと。
また、ブレーキフィールはSRAMに近いらしい。
私はブレーキはSRAMしか使えない人。
シマノだと一気にブレーキが掛かりすぎて止まってしまう。
SRAMだと丁度いい具合にブレーキがかかり、難所でもコントロールしながら下れる。
Dominion A4を購入する前にこれが一番気になっていたポイント。

せっかくSRAMのブレーキのインストールも出来るようになり、
ブレーキ性能も悪くないのにあえて交換するのはリスクしかない。
しかも交換した結果シマノよりのブレーキ性能だった場合にはうまく扱えない。。。

余談だがマグラのブレーキは使ったことがない。
評判はいいが、どちらかというとシマノよりのブレーキ性能と聞いた事がある。

そんなDominion A4ですが、実は今回が二回目の購入でした。
去年の秋ごろに一度購入したのですが、インストールに失敗しダメにしてしまったのです。

一回目のインストールで失敗したポイント。
1)レバー側のブレーキポートのネジを締めすぎてクラックさせてしまった。
2)1)の状態でブリーディングしてみるも、オイルが漏れだしてしまった。
DSC_2060.JPG
クラックしたブリードポートにはオイルが滲む。

この時点で収拾がつかないと判断しインストールをやめました。
苦い経験です。
我が家の庭には今でも初代Dominion A4が打ち捨てられています。

二度と買うかこんなブレーキと思ったが、ずっと気になっていた。
ちゃんと整備できていればどんな性能だったのか。。。
モヤっとしてたら、最近安く売りだされていたので二回目の購入。
今回は前回の失敗を糧に慎重にインストールを実施。

■ブリーディング編
前回クラックさせてしまったレバーのブリードポートは最新の注意を払って扱った。
Dominion A4はSRAMと同じでレバーのブリードポートに注射器をねじ込むタイプ。
注射器をねじ込む時も締め込みすぎないように注意した。
結果、締め込みが甘くブリーディング中にオイルがブリードポートから滲みだす事もあったが、
それでも注射器をきつくは閉めこまなかった。
最後にネジでブリードポートを締めるときもトルクレンチを使い。
規定の1.5Nmを超えないように注意した。

オリーブが少し特異な形状をしているがシマノと概ね同じ構造。
ボルトを締めこむ時もトルクレンチで計って絞めた。

そしてブリーディング。
やり方はSRAMとほぼ同じ。
注意点としてはHayes公式のビデオ通り、ブレーキレバーを45度傾け、
ホースや、キャリパーはブレーキレバーより下に配置する。

ここで問題発生。
レバー側のブリーディングを終えブレーキポートを閉じ、
キャリパー側から注射器でオイルを送り込むと、レバーのリザーバータンクからオイルが漏れてきた。
DSC_2062.JPG
この隙間からオイルが漏れだす。

少し絶望したが作業中にここはいじっていないので「こういう物」と割り切って作業を進めた。
実際、過去にSramのブレーキでも同じ事が起きたことがあったが、使用に問題はなかった。

Dominion A4の特徴として、キャリパーにブリードポートが二つある。
DSC_2065.jpg
最後はこの二つのブリードポートに注射器を指しブリーディングする事で、
キャリパー側の空気を極力無くせるそうな。
ちょっとすげぇ。。。

ブリーディングを終えレバーを握ってみるが、オイル漏れ等の兆候はない。
リザーバータンクからのオイル漏れは気になるが、一先ず前回のポイントを超えた。

■キャリパー側の位置合わせ
今回、これで苦労した。。。。
なかなかディスクとの擦れがとれなかったのだ。
Dominionはキャリパー側のイモネジを回す事により、キャリパーの位置を細かく調整できる。
DSC_2061.JPG
これがあれば簡単に調整できると思っていたが、そうはいかなかった。

手順としては
1)キャリパーを指で内側に押しながらボルトを甘締めする。
2)イモネジを少しずつ回す。
これによりキャリパーが徐々に外側に押し出されるので、ローターがこすれる音がしなくなったらOK.
なんとも簡単で合理的な手順に見える。
しかし、何度やってもディスクとこすれるのである。
ディスクはHayesの純正品なのに。。。
なんとか苦労してフロント側は調整できた。
問題はリア側。。。
いくらやってもまったく調整できない。ローターと酷く擦れる。
これは結構悩んで原因が分かった。
フレームが160mmのポストマウントでローターが180mmだったので、
Sramアダプターを使用していたのだが、
キャリパーが大きすぎて干渉していたのだ。
シマノのアダプターでも干渉する。
DSC_2063.JPG
干渉するため片側に隙間ができている。

そこで、Amazonを探すとHayes純正の20mmアダプターを売っている店舗があったので購入。
DSC_2064.JPG
Hayes純正はさすがに干渉しない。

これで調整できるはず!!と期待を膨らませて取り付けるが。。。
全然、調整できない。後輪が全く回らないのだ。。。
苦労してインストールしたのにここで詰むとは。。
やはりこんな腐ったブレーキを買うんではなかった。という悪い気持ちも過った。
が、ここで思いついた。アダプタ無しで付けたらどうだろう。
Hayseの160mmローターは持っていないのでSramのローターで代用し、
アダプタ無しでキャリパーを付けてみた。
DSC_2061.JPG
すると・・・。あっさり調整出来た!!

Hayes純正のアダプタがなぜ使用できないのかはわからない。
気になる事があって、私の購入したアダプタはHayesの公式サイトでは180mm台座に203mmローターを取り付けるモデルとされていた。
でもそれは縦方向の話だと思うので、横方向の調整に問題が発生した事が解せない。。。

いずれにしても久しぶりに苦労して取り付けが終わった。
いきなり山は怖いので数日に渡り家の近所を試走し、
オイル漏れやボルトゆるみが無いかをチェックした。
家の近所を試走した感じだと、ブレーキレバーの遊びが無く、急に制動する印象だった。
もしかしてシマノと同じ。。。。
ここにきてそんな不安も生まれた。
Dominion A4にはレバーのコンタクトポイント調整機能もあるのだが、
Sramの同機能より調整範囲は狭く、工場出荷時が最高の設定、
というレビューを見たので調整しなかった。

そして本日山で使ったところ、
過去最高のブレーキという印象だった。続く。
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