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Hayse Dominion A4 VS SRAM GUIDE RSC [自転車]

今日も山に行ってきた。
今日のバイクのブレーキはSram Guide SRC。
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今となっては旧モデルだが購入当初から非常に使いやすくずっと使ってきた。
その長年の実績を軽く壊しそうなHayes Dominion A4。

Hayes Dominion A4には、ブレーキパッドが二組付いてくる。
とても珍しい事だ。しかも材質の異なるパッドが一組ずつ付いてくる。
始めて入手したDominion A4は壊してしまったが、パッドは残ってるので、
合計6組の予備パッドが残っている。
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これだけあれば数年は持つだろう。
今は黒い方のパッドを使っている。もう一種類のパッドもいつか試してみたい。

私はMTBを始めたころはシマノコンポしか使っていなかった。
Sramを販売している店舗も少ないし、いきなりSramを選択する理由もなかったからだ。
国産で手に入りやすく、グレードが豊富で予算に合わせて購入できるシマノを選んでいたのは当然の流れだろう。
それに変速性能はDeoreグレードでも何ら問題ないレベル。
しかしブレーキについてはいつも悩みを抱えていた。
私がビビリな事が一因なのだが、レバーを握るとどうしても「ガッ」と急にストップしてしまうのだ。
そのせいで恐怖を感じる難所には飛び込む事が出来なかった。
そんな時「Sramの生まれ変わったGuideというブレーキは相当いい。」
という評判をよく耳にした。

そこで思い立って購入してみた所、最初はシマノとはことなる制動に戸惑ったが、
すぐに自分にはこっちが合っていると感じるようになった。
シマノのように一気に制動せずにじわじわと制動するイメージで、
低速でもコントロールがし易く感じた。

以来ブレーキはSramしか使っていない。
購入した完成車にシマノブレーキがついている場合は最初は使うがやはりすぐにSramに変える。
そういえば、Dominion A4のレビューで「一環したバイトポイント」という評価があった。
それによるとシマノブレーキはバイトポイントが不安定な傾向にある。と書いてあった。
バイトポイントというのが何か正しくはわからないが、レバーを握ってパッドがローターを噛み込むポイントの事かと捉えている。

以前、シマノのブレーキで感じていたことがあって、
下りで何度もブレーキングをしていると、だんだんアタリが緩くなる事があった。
しばらくすると元のあたりに戻るのだが、ブレーキレバーの握りを都度調整する必要があって難儀した。
この事なのだろうか?
この時、使っていたブレーキは私のセルフブリーディングではなく、
名古屋の名実ともに実績のあるショップで付けてもらった。

SRAMのGuideもいい事ばかりではなくて、
とある夏の事、ブレーキレバーの握りがおかしくなった。
握りというか、レバーを握った後に戻ってこないのだ。
これは有名な現象のようで、レバー内部のピストンが摂氏30度を超えると膨張し、
引っかかるようになってしまうのだ。
Sramはこれをリコール扱いはしなかったが、対策部品は供給した。
その対策部品に交換して以来、同じ現象は起きていない。
この一件を介してGuideの分解、ブリーディングについては素人メカニックだが、
なんとか出来るようになった。
今の所、重大な事故に繋がる整備不良は無い。

話戻って今日のライド。
昨日のDominion A4の会心のライドから今日はSram Guide RSCでのライド。
Guideの方が断然デッドストロークが大きく、昨日からの違和感バリバリ。
そんな中で飛び込んだ下り。
昨日と同じように会心のライドだった。
昨日のいいイメージが残っているので、勢い付けて下れた。
Guide RSCもいい仕事をしてくれる。
ただ、Dominion A4のような扱いの気持ちよさは無かったかもしれない。。。
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Hayes Dominion A4が控えめに言っても最高のブレーキだった話2 [自転車]

という訳で実走レビュー編です。
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最高のお天気に恵まれた今日、いつもの山でHayes Dominion A4のデビュー戦です。
どんなブレーキ性能なのか?私にとって使いやすい物なのか?
ここまで苦労している分、期待と不安が入り混じるライドでした。

まずは登らなければ下れないのでえっちらおっちら登る。
今日は予報通り気温が高く登りで結構汗をかいた。
登り切る前に、Dominionの性能を確かめたくなり、少し荒れたセクションを下ってみた。
すると。。。とてもいい感じだった。。。
シマノのような急にガツンと来る間隔はなく、Sramに近いフィーリング。
ブレーキレバーの遊びが少ない事が気になっていたが、実走で困るレベルでは無かった。

これで追い風になり素早く残りのセクションを登坂。
プロテクタを付け下りに向かう。
この時点ですでにDominionに対しての疑いはなく期待しかなかった。
実際下ってみると、最高のパフォーマンスだった。
本当にコントロールがしやすい。
何度も書くがシマノのようなガッツン感はなくSramのようにゆっくりブレーキが利いていく感覚。
そしてSramを上回るなんとも言えない扱いやすさ。

シングルトラックの難所も走ったが、多分過去最高に気持ちよく下れた。
難所では普通ブレーキングをするが、ブレーキングし過ぎると止まってしまったり、
勢いが殺されてしまってコケる事がある。
その間の丁度いい塩梅でブレーキングできると、低速でバイクコントロールが出来、
時間が止まったかのような感覚になる事がある。
※実際は下手なおっさんがゆっくり下っているだけです。

今日はその感覚を随所に感じる事が出来た。
会心のライドだった。

興奮のまま二週目に突入。
二週目を登り切った所で、念のためボルトとブリードポートのトルクチェック。
今日はトルクレンチをリュックに忍ばせてきた。
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問題ない事を確認。
問題あったら死んでしまうからね。。。
ちなみに、この時点でブレーキのホースカバーを付けていない。
オイル漏れがあった場合に直ぐに目視できるようにあえて付けていない。

準備万端で下ろうと思ったら電気の力を身に着けたTさんが登場。
しばらく談笑し、Tさんと一緒に下る事に。
この山に来てもう10年になるがTさんと一緒に下るのはこれが二回目だと思う。
Tさんは思いEバイクでも器用にコントロールして素早く下っていく。
一回目の下りの出来が良かったので、無理してついていこうかとも思ったが、
事故りたくないのでマイペースで下った。
二回目の下りでもDominionさ最高だった。
間違いなくコントロール性能はSram以上だ。

後は高温多湿の夏を無事に超える事が出来ればいいのだが。。。
なんとなく夏にリザーバータンクからDotが溢れそうな気がしている。。。

という訳で二回にわたるHayse Dominion A4レビューでした。
もう少し書くかも。。

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Hayes Dominion A4が控えめに言っても最高のブレーキだった話1 [自転車]

最近HayesというメーカーのDominion A4というディスクブレーキを購入した。
それのインストールから使用までのレビューです。
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結論から書くと。
インストール手順の洗練さ・・・★★★☆☆
パーツの入手性・・・★☆☆☆☆
ブレーキング性能・・・★★★★★★★★★★

素晴らしすぎるブレーキング性能でした。

事前に海外のレビューサイトを見た所、どこでもブレーキング性能について最高の評価だった。
SRAMのCODE RSCやシマノのSaintsに絶対的な制動力は劣るがコントロールが最高だと。
また、ブレーキフィールはSRAMに近いらしい。
私はブレーキはSRAMしか使えない人。
シマノだと一気にブレーキが掛かりすぎて止まってしまう。
SRAMだと丁度いい具合にブレーキがかかり、難所でもコントロールしながら下れる。
Dominion A4を購入する前にこれが一番気になっていたポイント。

せっかくSRAMのブレーキのインストールも出来るようになり、
ブレーキ性能も悪くないのにあえて交換するのはリスクしかない。
しかも交換した結果シマノよりのブレーキ性能だった場合にはうまく扱えない。。。

余談だがマグラのブレーキは使ったことがない。
評判はいいが、どちらかというとシマノよりのブレーキ性能と聞いた事がある。

そんなDominion A4ですが、実は今回が二回目の購入でした。
去年の秋ごろに一度購入したのですが、インストールに失敗しダメにしてしまったのです。

一回目のインストールで失敗したポイント。
1)レバー側のブレーキポートのネジを締めすぎてクラックさせてしまった。
2)1)の状態でブリーディングしてみるも、オイルが漏れだしてしまった。
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クラックしたブリードポートにはオイルが滲む。

この時点で収拾がつかないと判断しインストールをやめました。
苦い経験です。
我が家の庭には今でも初代Dominion A4が打ち捨てられています。

二度と買うかこんなブレーキと思ったが、ずっと気になっていた。
ちゃんと整備できていればどんな性能だったのか。。。
モヤっとしてたら、最近安く売りだされていたので二回目の購入。
今回は前回の失敗を糧に慎重にインストールを実施。

■ブリーディング編
前回クラックさせてしまったレバーのブリードポートは最新の注意を払って扱った。
Dominion A4はSRAMと同じでレバーのブリードポートに注射器をねじ込むタイプ。
注射器をねじ込む時も締め込みすぎないように注意した。
結果、締め込みが甘くブリーディング中にオイルがブリードポートから滲みだす事もあったが、
それでも注射器をきつくは閉めこまなかった。
最後にネジでブリードポートを締めるときもトルクレンチを使い。
規定の1.5Nmを超えないように注意した。

オリーブが少し特異な形状をしているがシマノと概ね同じ構造。
ボルトを締めこむ時もトルクレンチで計って絞めた。

そしてブリーディング。
やり方はSRAMとほぼ同じ。
注意点としてはHayes公式のビデオ通り、ブレーキレバーを45度傾け、
ホースや、キャリパーはブレーキレバーより下に配置する。

ここで問題発生。
レバー側のブリーディングを終えブレーキポートを閉じ、
キャリパー側から注射器でオイルを送り込むと、レバーのリザーバータンクからオイルが漏れてきた。
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この隙間からオイルが漏れだす。

少し絶望したが作業中にここはいじっていないので「こういう物」と割り切って作業を進めた。
実際、過去にSramのブレーキでも同じ事が起きたことがあったが、使用に問題はなかった。

Dominion A4の特徴として、キャリパーにブリードポートが二つある。
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最後はこの二つのブリードポートに注射器を指しブリーディングする事で、
キャリパー側の空気を極力無くせるそうな。
ちょっとすげぇ。。。

ブリーディングを終えレバーを握ってみるが、オイル漏れ等の兆候はない。
リザーバータンクからのオイル漏れは気になるが、一先ず前回のポイントを超えた。

■キャリパー側の位置合わせ
今回、これで苦労した。。。。
なかなかディスクとの擦れがとれなかったのだ。
Dominionはキャリパー側のイモネジを回す事により、キャリパーの位置を細かく調整できる。
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これがあれば簡単に調整できると思っていたが、そうはいかなかった。

手順としては
1)キャリパーを指で内側に押しながらボルトを甘締めする。
2)イモネジを少しずつ回す。
これによりキャリパーが徐々に外側に押し出されるので、ローターがこすれる音がしなくなったらOK.
なんとも簡単で合理的な手順に見える。
しかし、何度やってもディスクとこすれるのである。
ディスクはHayesの純正品なのに。。。
なんとか苦労してフロント側は調整できた。
問題はリア側。。。
いくらやってもまったく調整できない。ローターと酷く擦れる。
これは結構悩んで原因が分かった。
フレームが160mmのポストマウントでローターが180mmだったので、
Sramアダプターを使用していたのだが、
キャリパーが大きすぎて干渉していたのだ。
シマノのアダプターでも干渉する。
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干渉するため片側に隙間ができている。

そこで、Amazonを探すとHayes純正の20mmアダプターを売っている店舗があったので購入。
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Hayes純正はさすがに干渉しない。

これで調整できるはず!!と期待を膨らませて取り付けるが。。。
全然、調整できない。後輪が全く回らないのだ。。。
苦労してインストールしたのにここで詰むとは。。
やはりこんな腐ったブレーキを買うんではなかった。という悪い気持ちも過った。
が、ここで思いついた。アダプタ無しで付けたらどうだろう。
Hayseの160mmローターは持っていないのでSramのローターで代用し、
アダプタ無しでキャリパーを付けてみた。
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すると・・・。あっさり調整出来た!!

Hayes純正のアダプタがなぜ使用できないのかはわからない。
気になる事があって、私の購入したアダプタはHayesの公式サイトでは180mm台座に203mmローターを取り付けるモデルとされていた。
でもそれは縦方向の話だと思うので、横方向の調整に問題が発生した事が解せない。。。

いずれにしても久しぶりに苦労して取り付けが終わった。
いきなり山は怖いので数日に渡り家の近所を試走し、
オイル漏れやボルトゆるみが無いかをチェックした。
家の近所を試走した感じだと、ブレーキレバーの遊びが無く、急に制動する印象だった。
もしかしてシマノと同じ。。。。
ここにきてそんな不安も生まれた。
Dominion A4にはレバーのコンタクトポイント調整機能もあるのだが、
Sramの同機能より調整範囲は狭く、工場出荷時が最高の設定、
というレビューを見たので調整しなかった。

そして本日山で使ったところ、
過去最高のブレーキという印象だった。続く。
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