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心の在り方 [自転車]

私は心が弱い。
どれくらい弱いかと言うと、「明日の分」と買っておいたビールを今日飲んでしまう位弱い。
そう、今明日のビールを飲んでいる。
明日のビールはあと一本残っているが、飲んでしまうかもしれない。

そんな私がずっと一番ビクビクしていたのは、「父が死んだらどうなるのか?」
「父の葬式を取り仕切れるのか?」
という事、喪主挨拶とかどうするんだ。そもそも葬式なんてどこに連絡すればいいんだ。

でも実際に父の葬式を迎え、そんな不安は意味が無かった事を知った。
正しく言えば、不安に思っている時間に対して、実際の「現場」の時間は僅かであり、
むしろ一瞬だった。
これは私が既に経験した過去だから言える事だけど。
まさにジェットコースターだった。乗るまでは不安だけど、走り出したらゴールまでは一瞬。

父が不慮の事故で入院し、帰らぬ人になる日まで、過ぎてしまえばあっと言う間だった。
その間ずっと不安だったが、それもやがて終わりを迎えた。そして今、私は生きている。
もちろん当時の私はわからない事ばかりで日々パニックだった。
でもそんな日々も始まれば、やがて終わりを迎える。
始まるまでは不安だが、始まってしまえばいつかは終わりがあるのだ。

実は、父は斎場の互助会に入ってくれていた。
要するにに生前から葬式費用を積み立てるシステムに入会していたのだ。
私は、父が入会している事を知っていたので、「その会」に電話すればよかった。
「その会」とは葬儀会社が運営している「会」だ。
電話すると、すぐに病院まで父の遺体を引き取りに来てくれた。
そして実家近くの葬儀場まで運んでくれた。
葬儀の段取りなどの打ち合わせはあるものの、後は葬儀場が全て取り計らってくれる。
父は、自分の葬儀まで私にレールを用意してくれていたのだ。

※ちなみに父の死後、父と同居していた叔母も亡くなり、同じ互助会のお世話になった。
叔母は1月2日の深夜に亡くなったが、電話すると「互助会」はすぐに病院まで遺体を引き取りに来てくれた。
叔母の入院していた病院は、霊安室がない病院で、
死後すぐに遺体の運び出しを求められた。
1月3日に日付が変わろう、という深夜なのに。
ビジネスではあると思うが、「互助会は入っておいた方が遺族が助かる」と強く思った。
実際私は助かった。

本当に書きたい事の前に前置きが長くなったので書きたかったことは次回にします。
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