SSブログ

塀の真ん中を指す、境界線の杭 [自転車]

以前、私が若い事にお世話になった方の事を書いた。

その方は、私が新入社員の事35歳くらいだったので12歳ほど年が違う。
物腰穏やかで、色々な事を知っていて、色々な事に苦労されていた方だった。
それでもご自身で選択し、道を切り開く方だった。

ご自宅に伺ったことはないが、ご近所に住まわれていた。
私が新入社員の頃、暗黒のパワハラ時代を過ごしている頃に、
安城市まで車でよく送ってもらった。
私は毎日安城市のとある会社まで電車で通勤していた、片道2時間かかる。
その方は、月に数回その会社に行かれる事があり、朝から行くときは私をピックアップして一緒に乗せてくれていたのだ。

愉快な話をする訳でもない、社会人になりたてのクソガキを無償で送ってくれた。
本当に有難いことだ。
車で送って頂くと1時間少しで着く。
この1時間少々が非常に大きいし、なにより乗り換えがないのが楽だった。

ご本人は車の運転も好きだが、メンテナンスの方が好きだった見たい。
「車好きには体にガソリンが流れている奴と、オイルが流れている奴がいて、俺は後者。」
なんて言っていたなぁ。

ある時、広島の車メーカーに転職されていったが、その後お元気だろか。

前置きが長くなった。
その方が、我が家の境界線の杭を見て疑問に思われた事があった。
我が家とお隣さんの土地の間にはフェンスがある。
フェンスは低いブロック塀の上に立っている。
塀の先に埋まっている境界線はそのブロック塀の真ん中に立っている。
「このフェンスと杭って、どっちの家の物なの?土地はどっちの物なの?」
「土地を売るときに揉めないといいけど」
若いころは何のことかわからなかったが、だんだん結構大きな事と思うようになった。

そのからくりが最近わかった。
数年前の大豪雪の時だが。我が家のフェンスは屋根から落ちた雪で崩壊した。。。
我が家の裏手は線路に面しているので当時事故にならないか気が気じゃなかった。
そのフェンスの先はお隣さんの家に繋がっている。
被害があったのは我が家側だけだが、修理するにはお隣さん側と切断するしかない。
お隣さんにその事をお願いしに行った時に、お隣さんから聞いた事実。

我が家の土地とお隣さんの家の土地はお隣さんの土地だった。(両方空き地だった。)
父がお隣さんから買い取って家を建てたのだ。
その時にうちの父が「フェンスや塀などの工事は折版で一緒にしませんか?」
ともちかけたらしい。
だから、境界線は塀の真ん中を指しているのだ。
確かに、子供の頃の記憶で、大工さんが隣の土地(当時は空き地)まで踏み込んで工事していた気がする。
ちなみに大工さんとは母の長兄である。
今は現役引退したが、しっかりした家を作ってくれた。

謎はわかったが、どちらかが土地を売るときに揉めるまではいかないが、申し入れが必要だな。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

なんとか朝練に出る逃げてもいい ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。